2025.09.29

タイの自販機は安全?衛生面のリスクと対策を解説

タイの自販機は安全?衛生面のリスクと対策を解説

タイでは、さまざまな場所で自動販売機を見かけます。

特に、バンコクでは、自販機の数が増加しており、観光客や在住者にとっても手軽に飲み物を購入できる便利な存在となっています。

しかし、実際に使うとなると「衛生的に大丈夫?安全性は?」といった疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、タイの自販機事情を解説しつつ、衛生面・安全面の課題と対策、そして安心して水を手に入れる方法を詳しく紹介します。

タイの自販機は安全?その実情を解説

自販機で商品を買う男性

タイでは自販機の設置数が急増し、暮らしの中でも身近な存在になりつつあります。

しかし、一方で「ちゃんと管理されているの?」「本当に安全なの?」と気になる声も少なくありません。

ここでは、タイの自販機事情についてわかりやすく解説します。

急増する自販機、バンコク中心に広がる

タイの自販機は、都市部を中心にさまざまな場所で利用されています。

BTSやMRTの駅構内、大学や病院、市役所などの公共施設、さらにはオフィスビルの共用エリアなど、通勤・通学のついでに立ち寄れる場所が多いのが特徴です。

また、コンドミニアム内にも設置されていることが多く、住民専用のミニ売店のような役割を果たしています。

ロビーや駐車場付近にあることが多く、飲み物や軽食、生活用品まで揃っているところもあるようです。

観光客や在住外国人にとっても使い勝手がよく、冷たい飲み物やちょっとしたスナックを買うのにとても助かる存在です。

市場規模が拡大する背景とは

なぜここまでタイで自販機が広まったのでしょうか。背景には、いくつかの社会的な変化があります。

まず一つは、「手軽に設置できる」点です。自販機は店舗を構えるよりも導入コストが低く、わずかなスペースで済むため、ビルの空きスペースなどにも気軽に置けます。

また、共働き世帯の増加や外食文化の浸透により、「手間なく買える」「24時間利用できる」といった利便性が、多忙な人々のニーズとマッチしました。

さらに、コロナ禍以降の「非接触で買い物したい」という流れも、自販機人気を後押しした要因のひとつです。

こうした時代のニーズに応える形で自販機の普及が進んだのです。しかし、急拡大したがゆえに、衛生面や管理体制が追いついていないという課題も浮き彫りになってきました。

タイの自販機の約9割が無許可?

夜のテニスコートと自販機

タイでは自販機がどんどん増えて便利になる一方で、「実はほとんどが無許可で営業している」という、驚くような実態が明らかになりました。

何気なく使っている自販機に、思わぬリスクが潜んでいるとしたら気になりますよね。

ここでは、2025年に報道された最新の調査結果をもとに、タイの自販機を利用する際に知っておきたい注意点をまとめました。

市内の約9割が無許可?調査で明らかになった現状

2025年8月、タイの消費者団体がバンコク市内にある約2,700台の自販機を対象に調査を実施しました

結果、なんと9割以上が保健局への登録を行っていなかったことが判明しました。

本来、自販機を設置・運営するには、定められた許可申請や管理義務があります。

ところが、今回調査された多くの自販機では、製造業者や管理者の情報が明記されておらず、内部の品質チェック記録も記載されていないなど、法的な不備が多数見つかりました。

商品自体は見た目に問題がなくても、「見えない部分」のずさんさは、消費者にとって気になる問題ですよね。

バンコク都が対応強化、罰則も導入へ

バンコク都保健局は、自販機に関する監視体制を強化しています。

すでに一部の自販機に対しては立ち入り検査が行われ、清掃命令や表示の是正指導が出されています。

特に悪質と判断されたケースでは、最大で20万バーツ(約80万円)の罰金が科される例もあり、今後はルールを守らない業者への対応がさらに厳しくなる見込みです。

市民に向けても「自販機利用時には、販売者名や登録番号がきちんと表示されているか確認しましょう」という注意喚起が始まっています。

便利な存在だからこそ、正しい知識を持って利用することが大切です。

タイの自販機で売られている商品とは

3つ並んだ日本の自販機

タイの自販機には、飲み物だけでなく、意外な商品が並んでいることもあります。

ここでは、タイの自販機でよく見かける商品や、少し変わったアイテムまで紹介します。

飲料水やジュースが主流

タイの自販機で最も多く販売されているのは、ペットボトルの水や炭酸飲料、ジュース類です。

暑い国だけあって、冷たい飲み物のニーズはとても高い印象です。

中でもよく目にするのが、甘めの緑茶やレモンティー、タイ特有のミルクティーなど、パッケージもカラフルな商品で、日本とは違った品揃えに驚くかもしれません。

また、スムージー風の飲料が売られていることもあり、さまざまな飲み物が手に入ります。

その他の商品:お菓子・カップ麺・氷など

飲み物以外では、スナック菓子やカップラーメン、缶詰などを扱う自販機もあります。

コンドミニアムのロビーやオフィスビルの一角では、夜食や軽食代わりに購入されることも多いようです。

一部の施設では、氷や冷凍食品、日用品(洗剤やマスクなど)を販売している自販機も見かけます。

とくに、郊外や観光地では、コンビニが近くにない場所での補完的な役割を果たしています。

ただし、飲料に比べて食品や生活用品の衛生管理は店舗ほど厳密ではないため、購入時には慎重に選ぶことが大切です。

衛生面が気になるタイの自販機、利用時の注意点

自販機で商品を買おうとしている女性

タイの自販機は、見た目だけでは判断できない衛生面のリスクもあるため注意が必要です。

ここでは、利用前にチェックしておきたいポイントを紹介します。

見た目の清潔さだけでは判断できない

自販機がきれいに見えても、内部の状態までは分かりません。

水を供給するタンクやパイプの汚れ、清掃や点検の頻度は、基本的に外からは確認できないのが実情です。

中には「冷たそう」「新しそう」に見えても、実は長期間メンテナンスされていなかった、というケースもあるそうです。

とくに直射日光が当たる場所や、あまり人目のつかない場所にある自販機は、注意が必要かもしれません。

表示内容を確認しよう

安心して利用するためには、機械に貼られた表示をチェックすることが大切です。

タイの保健局では、販売者名や登録番号、清掃記録などの表示を義務づけています。

自販機の情報が英語またはタイ語でしっかり記載されているかを確認してみましょう。

何も書かれていなかったり、汚れて読み取れないような自販機は、避けた方が安心です。

安心・安全な飲料水の選択肢は?

机の上に置かれた浄水器

タイでは、温度と湿度の高さから、こまめな水分補給は欠かせません。

出先にマイボトルを持ち歩くのも安心・安全に飲料水を確保するための有効的な方法です。

ここでは、自販機に頼らずに、安定的に安全な飲料水を確保する方法をいくつか紹介します。

コンビニやスーパーで購入する

タイでは、コンビニやスーパーでペットボトルの水を購入するのが一般的です。

1本あたり5〜10バーツ程度と安価に購入でき、コンビニも24時間営業の店舗が多いため、いつでも手に入る安心感があります。

ただし、外出先で毎回購入するとコストもかさむうえ、プラスチックごみが増えてしまうというデメリットもあります。

環境面への配慮や節約を意識するなら、ほかの選択肢と併用するのがおすすめです。

浄水器を使うという選択

タイの水道水は、基本的にそのまま飲用するには適していないため、多くの家庭では、浄水器を設置して飲料水を確保しています。

蛇口に取りつける簡易的なものから、台所に設置する大型タイプまで種類はさまざまで、生活用水や料理にも安心して使えるのが浄水器の魅力です。

タイ在住者の間では、コストを抑えながら日常的に安全な水を得る手段として、浄水器はとても人気があります。

ウォーターサーバーを導入する

もうひとつの選択肢は、ウォーターサーバーの導入です。

冷水・温水の両方がすぐに使える便利さに加え、サーバー業者による定期メンテナンスや品質管理がある点も大きな安心材料になります。

衛生面に敏感な方や、小さなお子さんがいるご家庭でも人気です。

日本人が多く住むコンドミニアムや駐在員家庭では、ウォーターサーバーが広く普及しており、「日本と同じように使えて安心」という声も多く聞かれます。

安全でおいしい水をいつでも使えるようになれば、飲料用としてはもちろん、料理やお茶・コーヒーを入れるときにも役立ちます。

水の心配がなくなることで、タイでの暮らしがぐっと快適になるはずです。

UBライフで安心・安全な飲料水を導入しよう!

UBライフ

前述のとおり、タイで安心・安全な飲料水を確保するのであれば、現状は自販機よりもスーパーやコンビニでの購入や浄水器・ウォーターサーバーの使用がおすすめです。

外出先であればコンビニが便利ですが、家庭内で普段使用する飲料水は、もっと手軽に用意したいですよね。

UBライフはタイで水回りのトラブル解決やハウスクリーニングを行っており、浄水器とウォーターサーバーのレンタルも行っています。

タイで安心・安全な飲料水をお探しの方は、ぜひ一度UBライフをお試しください!

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安全性が確認された製品だけを販売・レンタル

UBライフで取り扱っている製品は、すべて当社で安全性が確認されたものです。

例えば浄水器は有害な物質が混入した水を95%~98%以上除去して安全基準内にし、何段階ものフィルターで浄水を作り出すことができます。

スーパーで売られている水と同等の水になるため、飲み水としてはもちろんのこと、食材を洗ったり、お米を研ぐのにも使えます。

タンクありで設置する大容量のものと、タンクレスでスマートなものがあるため、環境に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。

日本人スタッフ常駐でアフターサービスも安心

UBライフには常に日本人スタッフが常駐しており、日本人直通の電話窓口が用意されています。

問い合わせからサービス提供まで、一部サービスを除いて最後まで日本語で対応できるうえ、トラブルがあれば電話一本で最短当日にご家庭まで向かいます。

慣れない環境では不安も多いですが、言葉が通じるだけで大きな安心につながりますよね。

UBライフでは、製品とサービスの両方の質で、タイ生活に安心を提供します。

タイの自販機は安全?衛生面のリスクと対策を解説|まとめ

タイの自販機は、暑い気候や都市化の流れの中で、どんどん便利に進化しています。

飲料水が手軽に買えるのは魅力ですが、無許可で運営されている自販機が多いことや、衛生管理が不透明である現状も、見過ごせないポイントです。

毎日の飲み水を安心して確保したいなら、浄水器やウォーターサーバーの導入がおすすめです。

安全性を第一に、自分や家族の健康を守る選択をしていきましょう。

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