タイで賃貸を退去する際の注意点とは?退去までの流れも解説

タイで賃貸を退去する際、どのようなことに注意すればいいかわからない方もいるでしょう。
日本とは異なる場合もあるため、退去する際の事前連絡などで困らないように流れを理解しておくのがおすすめです。
この記事では、タイで賃貸を退去する際の注意点や退去までの流れについて解説します。
タイで賃貸を退去する予定がある方はぜひ参考にしてください。
タイの賃貸物件の種類と退去費用相場

タイの賃貸物件には主に以下の3つの種類があります。
- アパート
- サービスアパート
- コンドミニアム
それぞれの特徴と、退去費用の相場について詳しくみていきましょう。
タイのアパートの退去費用相場
タイの賃貸では、家具や家電が備え付けられている物件が多いのが特徴です。
そのため、アパートを退去する際には、備え付けられている備品や修繕箇所がないかどうかのチェックが行われます。
一般的には、きれいに使用していれば修繕箇所はほとんどなく、10,000バーツ程度で収まるでしょう。
タイのサービスアパートの退去費用相場
サービスアパートとは、アパートに受付やメイドさんといった案内人がいる物件のことです。
定期的にメイドさんが部屋の状態をチェックし、不具合があれば都度、対処してくれるため良い環境で生活できます。
そのため、退去する際に修繕費用などを請求されることはほとんどありません。
退去費用は、デポジット(敷金)で収まるでしょう。
タイのコンドミニアムの退去費用相場
コンドミニアムとは、日本でいう分譲マンションのような物件です。
部屋ごとにオーナーが異なるため、退去費用はオーナー次第で決定するのが特徴です。
コンドミニアムでは、退去する際、清掃費用が必ず発生しますが、そのほかの費用は入居時の契約書を確認しましょう。
退去費用が賃料の10%を超えている場合、相場より高めなので信頼できる不動産仲介業者などに相談するのがおすすめです。
タイで賃貸を退去する際の注意点

タイで賃貸を退去する際は以下の4つの点に注意しましょう。
- 退去通知は早めに連絡する
- 退去告知期間の確認
- オーナーや不動産会社には必ず書面で告知する
- 公共料金などの解約
それぞれ詳しくみていきましょう。
注意点1.退去通知は早めに連絡する
退去通知の事前告知は契約している物件により異なります。
ただし、早めに連絡するとトラブルになる可能性も低いため、60日前には物件のオーナーか管理会社へ連絡しましょう。
解約事前告知の日数は、入居時の契約書に記載されているので必ず確認しておくことが大切です。
注意点2.退去告知期間の確認
退去する際、事前の告知期間は物件によって異なるため「退去告知期間」は必ず確認しておきましょう。
一般的な退去告知期間は以下のとおりです。
物件の種類 | 告知期間 |
アパート | 60日前までに通知 |
サービスアパートメント | 30日前までに通知 |
コンドミニアム | 60~90日前までに通知 |
ただし、物件やオーナーによって期間は異なるため、契約書などで必ず確認しておくことが大切です。
注意点3.オーナーや不動産会社には必ず書面で告知する
タイでは、日本とは異なり書類の管理が行き届いていないケースが稀にあります。
そのため、書類が管理会社で止まり、オーナーに退去する旨が伝わっていない事態が起こる可能性があるため、注意しましょう。
必ず、オーナーや不動産会社の両方に対し、契約終了の告知書を英文レターで提出します。
また、タイでは契約期間の中途解約の場合、基本的にデジポット(敷金)は返金されないため覚えておきましょう。
注意点4.公共料金などの解約
賃貸物件を退去する際、ライフラインやインターネットといった公共料金などの解約も忘れずに行う必要があります。
個人で飲料用のサーバーを契約している場合は、退去する際、忘れずに解約手続きを行っておきましょう。
万が一、解約通知を忘れていた場合や遅れた場合は、追加で請求される可能性もあるため必ず確認しておくことが大切です。
タイの賃貸を退去する際の流れ

ここからは、タイの賃貸を退去する際の流れを解説します。
- 不動産仲介会社に報告
- 解約届の記入
- 退去日の決める
- 賃貸物件の原状回復
- 引き渡し、修繕箇所の確認
- 清掃・修繕の費用決定
- デポジットの返金
それぞれ詳しくみていきましょう。
タイの賃貸を退去する際の流れ1.不動産仲介会社に報告
タイで賃貸を退去する際は、退去告知期間までに不動産会社に申し出が必要です。
申し出をすると、具体的な日程などを不動産仲介会社が賃貸のオーナーに連絡をしてくれます。
日本人がオーナーの場合、LINEやメールなどで直接やり取りをすることも可能です。
タイの賃貸を退去する際の流れ2.解約届の記入
不動産仲介会社に退去の連絡を入れると、解約届の記入をします。
解約届では、以下の項目を記入することが一般的です。
- 退去日時
- 退去理由
- 会社都合の場合は会社からの証明書類
- デポジット返金先の口座 など
記入漏れがないよう、注意しましょう。
タイの賃貸を退去する際の流れ3.退去日の決める
解約届をオーナーに送ったら、具体的な退去日を決定します。
退去する際は、オーナーや不動産仲介会社が立ち合いのもと、修繕箇所の確認などが行われます。
そのため、退去日を伝える際は、事前に複数の候補をあげておくとスムーズに決定できるでしょう。
タイの賃貸を退去する際の流れ4.賃貸物件の原状回復
タイの賃貸物件は家具や家電が付いている物件が多いため、破損がないかなどの確認が行われます。
また、床や壁などを原状回復する必要があり、これらはオーナーにより判断されることがほとんどです。
日頃からきれいにしておけば、弁償するなど大きな出費につながることはないでしょう。
タイの賃貸を退去する際の流れ5.引き渡し、修繕箇所の確認
退去日に、オーナーや不動産仲介会社の修繕箇所の立ち合い確認が終われば物件の引き渡しが行われます。
基本的には不動産仲介会社が日本語の通訳で対応してくれますが、オーナーと直接契約をしている場合は、タイ語や英語での説明が必要です。
タイ語や英語での説明に不安がある方は、事前に通訳が可能な方をみつけておきましょう。
タイの賃貸を退去する際の流れ6.清掃・修繕の費用決定
清掃・修繕費は、後日オーナーから連絡がきます。
ほとんどの場合、デポジットから差し引かれるため、多額の請求がくることはないでしょう。
破損したものがないのに、請求額が賃料の10%を超えている場合は信頼できる不動産仲介業者などに相談してみるのがおすすめです。
タイの賃貸を退去する際の流れ7.デポジットの返金
タイの賃貸を退去する際、契約更新のタイミングやオーナー側都合での退去の場合、デポジットの返金があります。
ただし、契約時に預けている金額から清掃費と修繕費が引かれた金額が返金されるため、満額返ってくるわけではありません。
返金額はオーナーによって異なるため、入居時や契約書などを確認しておくと安心できるでしょう。
タイで賃貸を退去するならUB LIFEでハウスクリーニングしておくのがおすすめ
タイで賃貸を退去する際は、清掃費や修繕費によって返金額が大きく変わります。
そのため、デポジットから引かれる金額を少しでも抑えたいなら事前にハウスクリーニングなどで家の環境を整えておくことがおすすめです。
タイでのハウスクリーニングなら、日本人スタッフが対応可能な「UB LIFE」をぜひご検討ください。
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タイで賃貸を退去する際の注意点とは?|まとめ
タイで賃貸を退去する際は、以下の4つに注意しましょう。
- 退去通知は早めに連絡する
- 退去告知期間の確認
- オーナーや不動産会社には必ず書面で告知する
- 公共料金などの解約
デポジットからの返金額は、基本的に賃料の10%以上を取られることはありません。
ただし、家電や家具の破損などの過失がある場合は自己負担をしなければいけないため、注意が必要です。
そのためには、日頃から、掃除をこまめにしておくことや備え付けの家具家電をていねいに使用することが大切です。
定期的なハウスクリーニングを希望するなら、ぜひ「UB LIFE」をご検討ください。