2026.01.23

タイの粉ミルク事情|日本人家庭向けに種類・選び方・水の注意点を解説

タイの粉ミルク事情|日本人家庭向けに種類・選び方・水の注意点を解説

「タイで粉ミルクは買えるの?」「日本と同じものは手に入る?」タイで子育てを考え始めたとき、こんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。特に赤ちゃんがいる家庭にとって、粉ミルク選びは気になるポイントのひとつです。

タイには、現地ブランドをはじめ海外メーカーの粉ミルクが数多く流通しています。しかし、日本とは成分表示の考え方や購入環境が異なるため「何を基準に選べばいいのか分からない」と感じやすいのも事実です。

そこで本記事では、タイの粉ミルク事情や現地で人気の粉ミルクの種類、日本との違い、選び方のポイントを紹介します。赤ちゃんとの暮らしを安心して始めるために、ぜひ参考にしてくださいね。

タイで買える粉ミルクの特徴

哺乳瓶に入ったミルク

タイで販売されている粉ミルクは、成分表示や栄養設計、表記の仕方にいくつか特徴があります。

特に「フォーミュラ」という区分や、重視されている栄養素の考え方は、日本の粉ミルクと異なる点のひとつです。

ここでは、タイの粉ミルク事情を理解するうえで押さえておきたい特徴を紹介します。

月齢・年齢別に分かれた「フォーミュラ」表記がある

タイの粉ミルクでは、「フォーミュラ(Formula)」という区分があり、月齢や年齢ごとに商品が分けられています。

日本の新生児用ミルクやフォローアップミルクと考え方は似ており、数字が大きくなるにつれて対象となる年齢も上がっていくのが特徴です。

一般的には、以下のように区別されています。

フォーミュラ主な対象年齢特徴・役割
フォーミュラ1
(Infant Formula)
0〜6か月頃乳児期に必要な栄養を中心に、母乳に近いバランスを意識した設計
フォーミュラ2
(Follow-on Formula)
6〜12か月頃離乳食が始まる時期を想定し、鉄分やカルシウムなどの栄養補給を重視
フォーミュラ3
(Growing-up Formula)
1歳以降食事と併用する前提で、成長期の栄養サポートを目的としたフォローアップミルク

フォーミュラ番号はパッケージの目立つ位置に表示されていることが多く、店頭でも比較的分かりやすくなっています。

メーカーによって月齢区分が多少異なる場合もあるため、購入時には対象年齢をひと目確認しておくと安心です。

成分表示や栄養設計の考え方が日本と異なる


タイの粉ミルクは、カルシウムや鉄分、ビタミン類の配合を重視した商品が多く見られます。

また、日本の粉ミルクと比べると、味や風味がやや甘めに感じられる場合があり、香りが強いと感じる方もいるようです。

成分表示や栄養設計、表記の仕方には日本との違いがあるものの、ポイントを押さえて見ていけば、必要以上に身構える必要はありません。

初めて目にする表記でも、落ち着いて確認すれば十分に判断できます。

「対象年齢は合っているか」「どの栄養素を重視している商品なのか」といった視点で表示を確認し、家庭や赤ちゃんの状況に合ったものを選びましょう。

タイで人気の粉ミルクを紹介

哺乳瓶に入ったミルクと計量カップに入った粉ミルクの粉

タイでは、現地ブランドから海外メーカーまで、さまざまな粉ミルクが流通しています。

ここでは、タイで目にする機会が多い人気の粉ミルクを取り上げ、それぞれの特徴や選ぶ際の視点を紹介します。

日本人家庭でも選ばれているEnfalac(エンファラック)

「Enfalac」は、タイの病院や医療機関で使用されることもある粉ミルクとして知られており、日本人家庭でも目にする機会が多いブランドです。

代表的な商品には「Enfalac A+(フォーミュラ1)」があり、DHAやARAなどを含む商品が展開されています。

価格帯は容量やシリーズによって異なりますが、ほかの粉ミルクと比べるとやや価格が高めに感じられる商品もあります。

一方で、スーパーなどで比較的入手しやすく、病院で使われていた粉ミルクをそのまま継続したいという理由から選ばれるケースも多い定番ブランドです。

タイ国内で知名度の高いHi-Q(ハイキュー)

「Hi-Q」は、タイ国内での知名度が高く、売り場でもよく見かける粉ミルクブランドです。

「Hi-Q SUPER GOLD(フォーミュラ1)」をはじめ、フォーミュラ1からフォローアップミルクまでシリーズ展開が豊富で、成長段階に合わせて選びやすい点が特徴です。

また、シリーズの中には大豆(soy)由来の原料を使用した商品も展開されています。

価格帯は比較的手に取りやすいものから高価格帯の商品まで幅があり、コスト面やお子さんの体質、家庭の方針に合わせて柔軟に選択できる点は、ラインナップが豊富なHi-Qならではの強みといえるでしょう。

世界的ブランドが展開する NAN(ナン)

「NAN」は、世界的な食品メーカーNestléが展開する粉ミルクブランドです。

NANシリーズには、たんぱく質に配慮した「NAN PRO」や、乳児の体質やアレルギーに配慮した「NAN H.A.(フォーミュラ1)」など、幅広い商品が用意されています。

価格帯は商品や容量によって幅がありますが、ほかの海外ブランドと比べて比較的手に取りやすい価格のものも多く、ブランドの信頼感とコスパを重視したい方にとって、検討しやすい粉ミルクといえるでしょう。

日本発の安心感があるmeiji EZcube

日本ブランドを選びたい方の選択肢として挙げられるのが、明治の「meiji EZcube」です。

「meiji EZcube」の大きな特徴は、一般的な粉タイプではなく、キューブ状になっているところ。1回分ずつ計量しやすく、粉をすり切ったり、量を調整したりする手間がかかりません。

外出時や持ち運びにも便利で、夜間のミルク作りや外出先でも使いやすいことから、使い勝手の良さを重視する家庭に支持されています。

一方で、タイ国内では取り扱い店舗が限られる場合もあります。そのため、一時帰国の際にまとめて購入して持ち帰るという方法を選ぶ方も少なくありません。

現地で手に入る粉ミルクと使い分けながら取り入れるのも、無理のない選択肢といえるでしょう。

タイの粉ミルクの選び方

赤ちゃんに粉ミルクを与える女性

タイの粉ミルクは種類が多く、初めて選ぶ際には迷ってしまうこともあるかもしれません。

基本的には、これまで紹介してきたポイントを踏まえながら、次のような視点で整理して考えると選びやすくなります。

・月齢やフォーミュラ表記が合っているか
 フォーミュラ1・2・3など、対象年齢をまず確認することが大切です。
・成分設計や栄養が子どもの状況に合っているか
 カルシウムや鉄分を重視したもの、たんぱく質の配合に配慮したものなど、それぞれの特徴を理解したうえで選びましょう。
・継続して購入しやすい価格帯・入手先か
 海外生活では、続けやすさも重要なポイントになります。スーパーなど、近場で購入しやすく、価格が安定しているものがおすすめです。
・体質に合った選択肢があるか
 soy由来のシリーズや、アレルギーに配慮した商品など、子どもの体質に合わせた選択肢があるかどうかもチェックしておきましょう。

どれか一つが正解というわけではなく、家庭の状況や考え方に合った粉ミルクを選ぶことが、タイでの子育てを続けやすくするポイントといえるでしょう。

タイで粉ミルクを購入する場所

哺乳瓶で粉ミルクを作っているところ

タイでは、粉ミルクがさまざまな場所で購入できます。

どこで買うかによって、取り扱いブランドや価格帯、入手のしやすさが異なるため、生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

ここでは、タイで粉ミルクを購入できる場所をいくつか紹介します。

大型スーパー・デパート

タイで粉ミルクを購入する方法として、最も一般的なのが大型スーパーやデパート(大型商業施設)の利用です。

粉ミルクの専用コーナーが設けられている店舗も多く、種類豊富な粉ミルクが並んでいます。

BigCなどの大型スーパーでは、Enfalac、Hi-Q、Similac、NAN といった主要ブランドを比較的見つけやすく、価格も安定しています。

また、日本人が多く居住するエリアでは、エムクオーティエ(EmQuartier)といった大型商業施設内でも、粉ミルクが販売され、手軽に購入できます。

日系スーパー

日本人向けの日系スーパーでも、粉ミルクを取り扱っています。代表的なのが、バンコクを中心に展開しているフジスーパーです。

各店舗では、日本ブランドの粉ミルクが見つかることもありますが、取り扱い商品は限られていることが多く、常に在庫があるとは限りません。

特定の商品を探している場合は、事前に在庫状況を確認したり、見つけたタイミングで購入したりするのがおすすめです。

ミルク作りに欠かせない水の選び方

赤ちゃんの机に置かれた哺乳瓶

タイで粉ミルクを使ううえで、あらかじめ理解しておきたいのが「水」の問題です。

赤ちゃんが口にするものだからこそ、粉ミルク選びとあわせて、水の扱いについても確認しておくことが大切です。

ここでは、タイのミルク作りに適した水の選び方、日常的に取り入れやすい対策について紹介します。

タイの水道水は飲用に適していない

タイの水道水は、生活用水としては問題なく使用できますが、飲用やミルク作りには適していないとされています。

現地では、水道水をそのまま飲む習慣はなく、飲み水は別途確保するのが一般的です。

そのため、日本と同じ感覚で水道水を使ってミルクを作ることは避け、別の方法で安全な水を用意する必要があります。

タイで粉ミルクを作る際には、主に次のような選択肢があります。

  • ・ミネラルウォーターを使用する
  • ・ウォーターサーバーを利用する
  • ・浄水器でろ過した水を使用する

それぞれに特徴や向き・不向きがあるため、家庭のライフスタイルや使いやすさに合わせて選ぶことが大切です。

ミネラルウォーターを使う

手軽で分かりやすい方法が、ミネラルウォーターを使うことです。確実性が高く、初めてタイで生活を始める方にとっては安心感のある選択肢といえるでしょう。

ただし、ミルク作りには赤ちゃん向けの軟水を選ぶ必要があります。

また、日常的に使う場合は、重たいボトルの持ち運びや保管場所の確保、ペットボトルゴミが増えやすい点が負担になることもあります。

一時的な対応としては便利ですが、長期的には手間を感じやすい方法でもあります。

ウォーターサーバーを使う

ウォーターサーバーを導入し、ミルク作りに使用する家庭もあります。

一定の品質の水を安定して確保できる点や冷水・温水をいつでも利用できるのは大きなメリットです。

一方で、ボトルの交換作業や設置スペースが必要になること、定期的なボトル配送の管理が発生する点には注意が必要です。

生活スタイルによっては便利に感じる場合もあれば、負担に感じることもあるでしょう。

浄水器を使う

日常使いしやすい選択肢として、浄水器を設置してミルク作りに使うという方法もあります。

浄水器を利用すれば、ミネラルウォーターを都度購入する必要がなく、必要なときにすぐ水を用意できます。

また、ミルク作りだけでなく、赤ちゃんの飲み水や調理用の水としても使えるため、家族全体の生活がシンプルになる点も魅力です。

水の確保にかかる手間を減らしたい家庭にとって、無理なく取り入れやすい選択肢といえるでしょう。

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3か月ごとの定期訪問でカートリッジ交換と点検を行ってくれるため、常に清潔な状態で使用できます。

また、万が一のトラブル時も日本語対応スタッフが迅速に対応してくれるので、言葉の壁を感じることなく安心して利用できます。

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まとめ|タイの粉ミルク事情|日本人家庭向けに種類・選び方・水の注意点を解説

タイでは、海外ブランドを中心にさまざまな粉ミルクが購入できます。

選択肢は豊富ですが、どのブランドや商品を選ぶかだけでなく、継続して購入しやすいかどうかも、タイでの粉ミルク選びでは大切なポイントといえるでしょう。

そして、タイで粉ミルクを使う際には、ミルク作りに使う水についても日本との違いを理解しておく必要があります。

水道水は飲用に適していないため、ウォーターサーバーや浄水器など、家庭に合った方法で安全な水を確保することが欠かせません。

粉ミルク選びとあわせて水の準備まで整えておくことで、毎日のミルク作りの負担を減らし、タイでの暮らしをより安心して続けることができるでしょう。

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