タイの暑い時期を乗り切る!暑季の過ごし方と日本人のための水質対策

「タイって1年中暑いの?」
「タイの暑い時期っていつ頃?」
タイに住んでいる方、これから移住予定の方は暑さに不安を感じていませんか?
タイの暑季(3〜5月)は平均気温35℃を超え、日本人にとって過酷な環境です。しかし正しい知識と対策があれば、暑い時期も快適に過ごせます。
そこで本記事では、タイの気候特性から現地の人に学ぶ暑さ対策、そして日本人が特に悩む水質問題の解決策まで紹介します。
タイの暑い時期はいつ?年間の気候と特徴を解説

タイの暑い時期は3月から5月の「暑季」にあたります。
年間を通して気温が高いと思われがちですが、実はタイには明確な季節区分があり、暑季は日本人にとって特に過酷な環境となります。
ここではタイの年間気候の特徴について解説します。
タイの3つの季節
タイには主に以下の3つの季節があります。
季節 | 期間 | 特徴 |
雨季 | 6〜10月 | スコールが頻繁に発生し、湿度が高くなる |
乾季 | 11〜2月 | 比較的涼しく、過ごしやすい |
暑季 | 3〜5月 | 最も暑く、厳しい環境となる |
多くの日本人観光客は比較的過ごしやすい乾季にタイを訪れる傾向がありますが、実際に現地で生活をするならすべての季節の特徴を把握しておくことが大切です。
地域による気候差
バンコクでは一年を通して蒸し暑く、特に暑い時期の湿度は非常に高くなります。一方、北部のチェンマイは比較的乾燥しており、暑季でも朝晩は涼しい日があるため、気候の変化を感じやすいエリアです。南部のプーケットやサムイ島では雨季と乾季の区別が明確で、暑い時期も海からの風のおかげで比較的過ごしやすく人気のリゾート地となっています。
タイの暑季の特徴
タイの暑季(3〜5月)は年間で最も厳しい気候となります。バンコクでは平均気温が35℃を超える日が続き、最高気温が40℃に達することも珍しくありません。特に4月中旬のソンクラーン(水かけ祭り)前後は、一年で最も暑い時期として知られています。
日本の夏との違い
暑季の1番の特徴は、日本の夏とは異なる「ジリジリとした乾いた暑さ」です。特に3月後半から4月にかけては湿度が比較的低く、日差しが非常に強いため、日焼けや熱中症のリスクが高まります。アスファルトやコンクリートからの照り返しも強く、特に都市部では体感温度の上昇に注意が必要です。
また、日中と夜間の気温差が小さいことも特徴です。夜になっても30℃前後の気温が続く傾向にあり、エアコンなしでの睡眠は難しいでしょう。
暑季から雨季への移行期
5月に入ると徐々に湿度が上昇し、雨季への移行期間となりますが、この時期の蒸し暑さは体力を消耗させやすいため、体調管理を徹底しましょう。
タイでの暑季の過ごし方
タイ在住者の多くは、それぞれの季節に合わせた生活スタイルを確立しています。
雨季は突然のスコールに備えて折りたたみ傘を常備し、暑季は外出時間を朝晩に調整するなど、季節の特性を理解して対応することが快適な生活の鍵となるでしょう。
タイの暑い時期ならではのメリットとデメリット

タイの暑季は暑さばかりが注目されがちですが、暑い時期ならではの魅力もあります。一方で健康面や生活面でのリスクもあるため、これからタイに住む予定の方はよく理解しておきましょう。メリットとデメリットを知っておけば、暑い時期のタイ滞在をより充実させられますよ。
メリット①観光スポットが空いている
タイの暑い時期は観光のオフシーズンとなるため、年間を通して混雑する人気観光スポットも比較的空いています。アユタヤ遺跡やワット・プラケオ(エメラルド寺院)など、通常は大勢の観光客で賑わう場所でも、ゆったりと見学することが可能です。また、ホテルやリゾート施設は料金が20〜40%ほど割引されることが多いため、予算を抑えながら快適な滞在ができるでしょう。
メリット②ソンクラーン(水かけ祭り)が楽しめる
暑季の最大のイベントは4月13〜15日に開催されるソンクラーン(水かけ祭り)です。タイの旧正月を祝うお祭りで、国中が水掛け合戦になります。特にチェンマイのソンクラーンは規模が大きく、一度は体験する価値があるでしょう。この時期ならではの文化体験は、タイ滞在の思い出として特別なものになります。
メリット③美味しい南国フルーツを味わえる
また、暑季は美味しい果物が豊富に出回る時期です。「果物の王様」と呼ばれるドリアンをはじめ、マンゴー、マンゴスチン、ランブータンなどの南国フルーツが最も美味しい季節を迎えます。地元の市場やスーパーマーケットでは、新鮮で安価な果物を購入でき、暑い時期の水分補給にも最適です。
メリット④地元の人との交流がしやすい
観光客が少ない暑季は、レストランやカフェでより丁寧なサービスを受けられることが多く、地元の人々との交流を楽しめます。タイ語の勉強を始めたばかりの方にとっては、ゆっくりと練習できる絶好の機会になること間違いなしです。
デメリット①熱中症のリスクが高まる
タイの暑季における最大のデメリットは、健康面のリスクです。
気温の上昇に伴い、熱中症や脱水症状の危険性が大幅に高まります。日本よりも紫外線が強いため、短時間の外出でも日焼けや熱中症になりやすく、適切な水分補給と日陰での休息が欠かせません。
特にタイに来たばかりの日本人は、体が現地の気候に順応できず暑さへの耐性が低い状態です。エアコンの効いた室内と外気の温度差が大きく体調を崩しやすいため、急激な温度変化には十分気をつけましょう。
デメリット②水質問題が深刻化する
実は暑季のタイでは、水に関するトラブルも増加します。渇水が発生しやすく、水道水の供給が不安定になるのです。また、水質も悪化しがちで、水道水の塩素濃度が上がったり硬度が高くなったりします。水質の変化により肌トラブルや髪のパサつきなどの問題が生じやすくなるため注意しましょう。
デメリット③生活コストが上昇する
暑季にはエアコンの使用時間が長くなるため、電気代が大幅に上昇します。バンコクのコンドミニアムでは、乾季と比べて1.5〜2倍の電気代がかかることも珍しくありません。また、こまめな水分補給が必要なため、飲料水の購入費用も増えるでしょう。
デメリット④大気汚染が悪化する
暑季は大気汚染が悪化する時期でもあります。特に3月から4月にかけては、北部を中心に野焼きが行われることが多く、PM2.5などの有害物質による大気汚染が深刻化します。喘息やアレルギー症状を持つ方は、外出時のマスク着用は必須です。
タイの暑い時期を快適に過ごすアイデア3選

暑さを乗り切るために、タイ人の知恵を借りるのはおすすめです。また、水質問題への対策も重要なポイントとなります。
ここでは日常生活に取り入れられる工夫を3つ紹介します。
①タイ人の知恵を取り入れた暑さ対策を実践する
タイ人は何世紀にもわたり暑い気候の中で生活してきた知恵を持っています。以下に挙げるタイ人の知恵を取り入れれば、日本人も暑季を上手に乗り切れるでしょう。
- ・朝の涼しい時間帯(6〜8時頃)や夕方以降に外出する
- ・日中の最も暑い時間帯(11〜15時頃)は室内で過ごす
- ・スパイシーな料理で発汗を促進し、体温調節をサポートする
- ・ココナッツウォーターで電解質を効率よく補給する
- ・通気性の良い天然素材(綿や麻)の衣類を着用する
特に日本から来たばかりの方は、最初の数週間は日中の外出を控え、徐々に体を現地の気候に慣らしていくことが大切ですよ。
②効率的に室内環境を整える
タイの暑い時期を快適に過ごすには、室内環境の整備が欠かせません。
エアコンの使用は必須ですが、電気代を抑えながら効率的に使うとよいでしょう。エアコンの設定温度は26〜28℃が理想的です。
日本では冷房の設定温度を低くする傾向がありますが、タイでは外気温との差が大きすぎると体調を崩しやすくなります。また、エアコンと扇風機を併用すれば空気の循環が良くなり、設定温度を高めに保っても涼しく感じられるのでおすすめです。
直射日光を遮ることも重要です。遮熱カーテンや遮熱フィルム、日よけを使用して窓からの熱の侵入を防ぎましょう。特に西日が当たる窓は、昼過ぎから夕方にかけて室温が上昇しやすいため注意が必要です。
さらに、室内に観葉植物を置くと、自然な湿度調整が可能になります。特にアロエやサンスベリアなどの多肉植物は、夜間に酸素を放出するため、寝室に置いておくとより快適な睡眠環境を作れるでしょう。
③水質問題と軟水器の必要性を理解する
タイの水道水は硬水が多く、特に暑季には水不足から水質が悪化し硬度がさらに上昇します。硬水は、日本人の肌や髪にさまざまなトラブルを引き起こしかねません。
たとえば、硬水中のミネラルと石鹸が反応して生じる「石鹸カス」は、肌のカサつきや髪のパサつき、抜け毛、かゆみなどを生じさせます。また洗濯物も黄ばみやごわつきが生じやすくなるため、衣類の寿命が短くなるリスクもあります。
タイでの水質問題を解決するためには、硬水を軟水に変える「軟水器」の導入が効果的です。軟水器は水中のカルシウムやマグネシウムイオンを取り除き、肌や髪に優しい水質に変えてくれます。シャワーの際の肌触りが格段に改善され、使用する石鹸やシャンプーの量も減らせるため、長期的には経済的でもあります。
特にアトピー性皮膚炎や敏感肌の方、髪の傷みが気になる方には、軟水器の導入はおすすめです。暑い時期のタイ生活をより快適にするための重要な投資となるでしょう。
タイで軟水器を使うならUBライフで!

タイでの水質問題を解決するために軟水器を使用するなら、購入ではなくレンタルするのがおすすめです。
タイでの生活をサポートするUBライフでは、高性能な軟水器をレンタルできます。ここでは、レンタルするメリットと高性能軟水器の特徴を解説します。
タイで軟水器をレンタルするメリット
タイで軟水器をレンタルするメリットを以下に紹介します。
- ・専門業者による定期的なメンテナンス
- ・故障時の迅速なサポート対応
- ・初期投資を抑えられる
- ・帰国時に処分の手間がかからない
- ・日本語対応で言語の心配なし
特に短期~中期滞在者にとって、レンタルは経済的で便利な選択肢です。UBライフでは日本人スタッフが対応しているため、タイ語が話せない方でも安心してサービスを利用できます。
UBライフでレンタルできる軟水器の特徴を紹介
UBライフでは「浴室用軟水器RS」を月額900THBからレンタル可能です。
タイの硬水を効果的に軟水化し、肌や髪のトラブルを防ぎます。イオン交換樹脂による高性能な軟水化システムを採用しており、特にアトピー性皮膚炎や敏感肌の方に効果的です。
タイの暑い時期には水質問題が特に深刻になるため、軟水器のメリットをより実感できるでしょう。
まとめ:タイの暑い時期を快適に過ごそう
タイの暑季(3〜5月)は平均気温35℃以上の過酷な環境となります。快適に過ごすには、タイ人の知恵を借りた生活リズムの調整や、室内環境の整備が効果的です。
暑い時期の水質悪化は日本人の肌や髪に特にダメージを与えるため、軟水器の導入が大切になります。UBライフなら月額900THBから軟水器をレンタルでき、日本語対応で安心です。
タイは暑い時期でも、観光客の少なさや季節限定イベント、美味しい果物など楽しみはたくさんあります。気候特性を理解して適切な対策を取り、暑季も快適に過ごしましょう。