2025.02.11

タイのシャワーは軟水?硬水?日本人の肌には合わないの?

タイのシャワーは軟水?硬水?日本人の肌には合わないの?

タイに長期滞在や移住を考えている人にとって、生活の快適さは重要なポイントです。

その中でも、日本と大きく異なるのが水の性質です。

特にシャワーを浴びたときの肌や髪の感触に違和感を覚えることがあるかもしれません。
タイの水質は日本と違い硬水が多いため、肌や髪への影響を考慮する必要があります。

本記事では、タイのシャワー事情について詳しく解説し、日本人に合った対策方法を紹介します。

タイのシャワーは日本人に合わない?

シャワーから水が出る

タイの水は日本の水とは大きく異なります。特にシャワーを浴びた後、肌がつっぱる、髪がゴワゴワする、石鹸やシャンプーの泡立ちが悪いと感じる人が多いです。こ

れは、タイの水が硬水であることが原因です。

タイのシャワーは硬水

タイの水道水は多くの地域で硬水に分類されます。硬水とは、水中にカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が多く含まれている水のことを指します。

日本の水道水は基本的に軟水のため、日本人が硬水に慣れていないのは当然のことです。そのため、タイに滞在すると肌や髪への影響を実感しやすくなります。

硬水にはどんなデメリットがある?

硬水のイメージ

硬水はミネラル成分が豊富ですが、日常生活においてはさまざまなデメリットをもたらします。

特に、日本の軟水に慣れている人にとっては、肌や髪のトラブルにつながることがあるので注意が必要です。

肌が荒れる

硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムは、肌の水分を奪いやすい性質があります。

そのため、シャワーを浴びた後に肌が乾燥しやすくなり、敏感肌の人は特にかゆみや赤みを感じることがあります。

また、石鹸やボディソープが肌に残りやすく、毛穴の詰まりや肌荒れを引き起こす可能性もあるので注しましょう。

髪がきしんだり、カラーが落ちる

硬水はシャンプーやコンディショナーの泡立ちを悪くし、洗髪後のすすぎ残しを引き起こしやすくなります。その結果、髪の手触りがゴワゴワし、まとまりにくくなることがあります。

また、カラーリングをしている髪の場合、硬水の影響で染料が落ちやすくなり、色持ちが悪くなるので、タイに来る場合はヘアケアをしっかりと行うのがおすすめです。

飲み水の場合お腹を壊す

硬水は飲むとお腹がゆるくなることがあります。特に日本人は軟水に慣れているため、硬水のミネラル成分が腸に刺激を与え、下痢や腹痛を引き起こすことがあります。

タイでは飲み水としてボトルウォーターを利用するのが一般的で、特に旅行者や駐在者は現地の水道水をそのまま飲むのは避けたほうが良いでしょう。

タイでシャワーは軟水にできる?

タイでの生活を快適にするためには、硬水の影響を和らげる方法を知っておくことが重要です。

シャワーの水を軟水化することで、肌や髪へのダメージを軽減することができます。

タイでシャワーを軟水にする方法

タイでシャワーを軟水にする方法は、主に以下の4つがあります。

シャワーフィルターを使う
簡単にできる対策として、シャワーヘッドに取り付ける「軟水フィルター」を使用する方法があります。これにより、カルシウムやマグネシウムをある程度除去し、肌や髪に優しい水を作ることができます。

浄水器を設置する
もう少し本格的な対策として、家庭用の浄水器を設置する方法があります。シャワーだけでなく、キッチンや洗面所の水も軟水化することで、生活全体の快適度を向上させることができます。

ボトルウォーターで洗顔や髪をすすぐ
タイでは安価でボトルウォーターが購入できるため、特に肌が敏感な人は洗顔や髪のすすぎにボトルウォーターを使うのも一つの手です。硬水の影響を受けにくくなり、肌トラブルの予防につながります。

保湿を徹底する
硬水による乾燥を防ぐためには、シャワー後の保湿が欠かせません。ボディローションやヘアオイルを使い、しっかりと水分を閉じ込めることが重要です。

    まだまだある!タイのお風呂事情とは

    シャワーのみの浴室

    電気式シャワーとは?

    タイの住宅には電気式の給湯器が多く設置されています。これは瞬間湯沸かし器を備えたシャワーで、日本のような給湯器とは異なり、ダイヤル調整で温度を変更するので、お湯の温度調整が難しいことがあります。

    バスタブ付きのシャワーは少ない

    タイの多くの住宅やホテルでは、バスタブがなくシャワーのみの設備が一般的です。

    特に安価なホテルやコンドミニアムではバスタブ付きの部屋を見つけるのが難しいため、お風呂文化に慣れている日本人には少し不便に感じることがあるかもしれません。

    タイのシャワー事情は?|まとめ

    タイの水は硬水が多く、日本人の肌や髪に合わないと感じることがあります。特に、乾燥や肌荒れ、髪のパサつきなどが気になる場合は、軟水化対策を行うことで快適な生活を送ることができます。シャワーフィルターや浄水器を活用し、必要に応じて保湿ケアを取り入れることで、タイでの生活をより快適にしましょう。

    また、タイでは電気式シャワーが一般的であり、日本の給湯システムとは異なる点も押さえておくと良いでしょう。事前に情報を集め、適切な対策を講じることで、快適なタイ生活を実現できます。

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