タイに住んでいると、エアコンなしの生活は考えられませんよね。でも、そんな大切なエアコンから突然水が漏れ出したら…?慌てずに対処できますか?
本記事では、タイでよく起こるエアコンの水漏れについて、その原因から対処法、予防策まで詳しく解説します。
なぜタイではエアコンの水漏れが頻発するのか

タイに住み始めてすぐ、エアコンの水漏れに悩まされた経験はありませんか?
実は、これはタイならではの問題なんです。
ここでは、タイでエアコンの水漏れが多く発生する原因について解説します。
高温多湿がもたらす特有の問題
タイの気候は、エアコンにとって過酷な環境です。
年中続く高温多湿な気候は、エアコン内部に大量の結露を引き起こすため、この水分が適切に排出されないと、水漏れの原因になってしまいます。
日本との仕様の違い
日本のエアコンと比べて、タイのエアコンは構造が異なります。
特に排水システムの設計が違うため、日本ほど水漏れに強くなく、これがタイで水漏れが頻発する一因となっています。
使用頻度による影響
タイでは1年中エアコンを使用することが多いですよね。
この高頻度の使用が、エアコン内部の劣化や汚れの蓄積を早め、結果として水漏れのリスクを高めている原因にもなっています。
エアコンの水漏れの主な原因と症状

エアコンから水が漏れる原因は様々ですが、主に「排水系統の問題」と「設備不具合」の大きく2つに分けられます。
原因を知っておけば、早期発見・早期対応ができます。
まずは原因について知っていきましょう。
排水系統の問題
排水系統の問題は、水漏れの最も一般的な原因です。
具体的には以下のようなケースが考えられます。
ドレンホースの詰まり
ドレンホース(排水ホース)に埃やカビが詰まると、水がスムーズに流れなくなります。
その結果、水があふれ出す原因となります。
排水管の勾配不足
排水管の傾斜が足りないと、水がうまく流れません。
これも水漏れの原因になります。
結露による水受け皿のオーバーフロー
エアコン内部の水受け皿が小さすぎたり、結露が多すぎたりすると、水があふれ出てしまうことがあります。
設備の不具合
エアコン本体の問題も、水漏れの原因になり得ます。
もし、これらの症状に心当たりがある場合には早めの対処が大切です。
フィルターの目詰まり
フィルターが目詰まりすると、空気の流れが悪くなり結露が増えます。
結露が増えると水がうまく排出できず、水漏れにつながることがあります。
室外機からの逆流
室外機の排水ホースが詰まると、水が室内機に逆流して漏れ出すことがあります。
設置時の施工不良
エアコンの設置が適切でないと、水が正しく排出されず、漏れの原因になることがあります。
タイでエアコンの水漏れが起きた時の対処法
エアコンから水が漏れ始めたら、まずは落ち着いて対処することが大切です。
ここからは、その場でできる応急処置から、プロの業者に依頼する際の注意点まで、段階的に説明していきます。
緊急時の応急処置
まず、エアコンの電源を切り、漏れている水を受け止めるために、バケツや大きな容器を置きます。
これで一時的な被害の拡大は防げます。
エアコンは精密機器のため、自分で直そうと分解したり、取り外したりすると元に戻らなくなってしまったり、業者が対応してくれなくなってしまうこともあるので、触らずに放置することも大切です。
業者への依頼を検討
エアコンの水漏れが深刻な場合、専門業者への依頼を検討しましょう。
プロの技術者は、排水管の詰まりや内部の汚れを確実に解決できます。
業者に依頼する際には、アフターサービスの有無も確認し、再発時の対応を確認することも大切です。
タイでは業者の質にばらつきがあるため、慎重に選ぶ必要があります。
エアコン業者の選び方と相場

自分で業者を選ぶ場合は、評判の良い会社を選びましょう。
日系の業者なら言葉の壁も低くなります。
必ず見積もりを取り、相場と照らし合わせたうえで依頼するようにしましょう。
修理費用の負担区分
費用負担については、賃貸契約書をよく確認する必要があります。<>/p>
一般的に、通常の使用による故障はオーナー負担、入居者の過失による故障は入居者負担となることが多いです。
エアコン修理の費用をどちらが持つかで揉めた例も多くあるため、防ぐためにも入居時にはお互いルールのすり合わせをしておく必要もあります。
保証・保険の適用範囲
エアコンが比較的新しい場合、メーカー保証が適用される可能性があります。
また、家財保険に加入している場合は、保険でカバーされることもあるので、確認してみて下さい。
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タイでのエアコン水漏れに対する予防策
「予防は治療に勝る」というように、エアコンの水漏れも予防が大切です。
ここでは、タイでエアコンが水漏れしないようにするための効果的な予防策をいくつか紹介します。
定期清掃の重要性
定期的なエアコン清掃は、水漏れ予防のポイントです。
プロによる清掃を年に1〜2回行うことで、多くの問題を未然に防げます。
推奨されるメンテナンス頻度
タイの気候を考えると、最低でも半年に1回はプロによるメンテナンスを受けることをおすすめします。
使用頻度が高い場合は、3~4ヶ月に1回のペースで行うとよいでしょう。
日常的にできる予防策
プロのメンテナンスの間にも、自分でできることはあります。例えば、
- ・フィルターの定期的な清掃(2週間に1回程度)
- ・室内機の外側を乾いた布で拭く
- ・ドレンホースの出口が詰まっていないか確認する
これらの簡単なケアを日常的に行うことで、エアコンの寿命を延ばし、水漏れのリスクを減らすことができます。
トラブル時の賃貸契約上の注意点

いくら予防に努めても、トラブルは起こり得ます。
次は、トラブルが起きた時の賃貸契約上の注意点を見ていきましょう。
エアコンの水漏れトラブルが起きた時、賃貸物件の場合は契約内容が重要になってきます。
ここでは、よくある疑問点について解説します。
入居者の責任範囲
一般的に、通常の使用による故障や劣化は入居者の責任ではありません。
しかし、明らかな過失(例:フィルターを全く掃除しない)による故障の場合は、入居者が責任を負う可能性があります。
オーナーとの費用分担
修理費用の負担は、トラブルの原因によって変わってきます。
例えば以下のような経緯が考えられます。
- ・経年劣化による故障:通常はオーナー負担
- ・入居者の過失による故障:入居者負担
- ・グレーゾーン:話し合いで決定
契約書に明記されていない場合は、オーナーや管理会社と話し合いで決めることが多いです。
保証金への影響
入居者の責任と判断された場合、修理費用が保証金から差し引かれることがあります。ただし、これは契約内容や現地の慣習によって異なるので、契約時によく確認しておくことが大切です。
トラブルを円滑に解決するためには、信頼できる業者選びが重要になります。次は、タイで信頼できる業者の見つけ方について見ていきましょう。
タイで信頼できる業者の見つけ方
エアコンのトラブルは、信頼できる業者に依頼することが解決への近道です。ここでは、タイで良い業者を見つけるコツをお教えします。
日系企業と現地企業の違い
日系企業は言葉の壁が低く、日本式のサービスを期待できます。一方、現地企業は一般的に料金が安いですが、コミュニケーションに課題があることも。自分のニーズに合わせて選びましょう。
料金システムの違い
日系企業は見積もり制が多いのに対し、現地企業は作業後に料金を提示することが多いです。後者の場合、予想外の高額請求を受けるリスクがあるので注意が必要です。
アフターサービスの比較
日系企業は一般的にアフターサービスが充実しています。現地企業でも良いサービスを提供する所はありますが、事前の評判チェックが欠かせません。
信頼できる業者を見つけるコツは、以下の点に注目することです。
- 口コミやレビューをチェックする
- 知人や同僚からの紹介を活用する
- 複数の業者から見積もりを取る
- 料金だけでなく、サービス内容も比較する
これらのポイントを押さえて、自分に合った業者を見つけましょう。
タイでのエアコンの水漏れ対処法|まとめ
ここまで、タイでのエアコンの水漏れについて詳しく見てきました。最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。
- タイの気候はエアコンに厳しいので、定期的なメンテナンスが不可欠
- 水漏れの主な原因は、ドレンホースの詰まりや設備の不具合
- トラブルが起きたら、まず応急処置をし、速やかに専門家に相談
- 定期清掃とDIYでのケア
- 賃貸物件の場合、契約内容をよく確認し、オーナーとのコミュニケーションを大切に
- 信頼できる業者を見つけるには、口コミや紹介を活用し、複数の選択肢を比較することが大切
エアコンの水漏れは、タイ生活でよく遭遇するトラブルの一つです。でも、この記事の知識があれば、もう慌てることはありませんね。
もし不安なことがあれば、専門家に相談するのが一番です。弊社では、タイでの水回りトラブル全般に対する対処法をご提供しています。
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